今回ご紹介するのは、ジャンク品として入手した日本製フィルムカメラ **Vero Four F(ヴェロ・フォアー F)**です。 Vero Four Fとは? Vero Fourは、**上田写真機店(Ueda Shashinki-ten)**が1938年から1943年頃まで販売した127フィルム使用の国産カメラで、4×4cmフォーマットで撮影します。その中でもVero Four Fは、ユニットフォーカス(鏡胴基部にヘリコイドを搭載)を採用した上位モデルとして1938年10月に登場しました。 製造は当初「n.m.k.」という謎のイニシャルを持つメーカーが担当していましたが、1939年頃からは京都に拠点を置く**錦彰光機製作所(Kinshō Kōki Seisakusho)**が製造を引き継ぎ、カメラのボディには「K.S.」ロゴが刻印されています。 搭載レンズとシャッター レンズはVerona Anastigmat 6.0cm f/3.5(3枚玉構成)。錦彰光機製作所が自社製造したレンズで、レンズリムには「Verona Anastigmat f=6.0cm 1:3.5」と刻印されています。シャッターはRapid-Veroで、T・B・1〜500の速度域を持ちます(Rapid-Prestoと同仕様の別名と考えられています)。 今回の個体のコンディション
Vero Four Fとは?
Vero Fourは、**上田写真機店(Ueda Shashinki-ten)**が1938年から1943年頃まで販売した127フィルム使用の国産カメラで、4×4cmフォーマットで撮影します。その中でもVero Four Fは、ユニットフォーカス(鏡胴基部にヘリコイドを搭載)を採用した上位モデルとして1938年10月に登場しました。
製造は当初「n.m.k.」という謎のイニシャルを持つメーカーが担当していましたが、1939年頃からは京都に拠点を置く**錦彰光機製作所(Kinshō Kōki Seisakusho)**が製造を引き継ぎ、カメラのボディには「K.S.」ロゴが刻印されています。
搭載レンズとシャッター
レンズはVerona Anastigmat 6.0cm f/3.5(3枚玉構成)。錦彰光機製作所が自社製造したレンズで、レンズリムには「Verona Anastigmat f=6.0cm 1:3.5」と刻印されています。シャッターはRapid-Veroで、T・B・1〜500の速度域を持ちます(Rapid-Prestoと同仕様の別名と考えられています)。
今回の個体のコンディション
シャッターは切れることを確認済み
スピードの変化やT(タイム)・B(バルブ)は現在機能していない
シャッター羽根の動きが若干緩慢
ジャンク扱いでの入手ですが、本来はT・B・1〜500という幅広い速度が使えるはずのシャッター。CLA(クリーニング・注油・調整)で復活できるかどうか、今後挑戦してみようかと思っています。
戦前の日本でこれほど凝った設計のカメラが作られていたことに、改めて驚かされます。